ぐーがん・アスペッこ

ID番号のありがたみ
きのう、あるクリニックへ薬の処方箋をもらいに行くため、電話をかけた。携帯からかけた。

始めに、ほかへかけている時と同様に、名前を言った。
「〇〇〇〇です。」
「◆〇〇#〇さまですか?」
「ちがいます。」
「電話が遠いのですが、もう1度お名前言っていただけますか?」
「〇〇〇〇です。」
「〇〇?」
「あ」
「すみませんが、ID番号を教えていただけますでしょうか?」
診察券に記載された、数字のID番号を伝え、やっと本内容に入ることができた。

このように、人の名前を正確に伝えるのはなかなか困難である。
相手が受付専門の人であっても。

口伝えだけが言葉のコミュニケーション手段だった時代には、なおさらであっただろう。そのため、あらゆる言葉は、場所によって、人によって、発音が変化していき、こんにちの各民族の言語があるのだが。

まぁそんな屁理屈は隅に置き、言いたかったのは、人の名前は、一般的な言葉に比べ、聞き取りにくい。FAXやメールであれば、文字で相手の目に見えた形で伝わるが、電話でのやりとりは、その点でやや不確実である。

自閉のある人に対して、用件を伝えるときは、口だけでは十分に伝わらない場合がある。
そのため、本人のアイディアを含め、各種対応手段が作られているが、共通するのは、文字や実物の写真などを媒介として伝えていることである。
仮にワタシが仕事で電話応対を行なうとして、書面では情報が漏れやすく、どうしても口頭で対処しなければならないときは、代わりの言葉などに言い換え、聞き取れるようにするのがよいであろう。
数字が続く場合、電話番号と紛らわしくなるので、
この電話でのやりとりでのケースでは、あらかじめ「ID番号」と指定したうえで、伝えるという手段を相手は取った。確実に聞き取れる数字数桁で、会話のやり取りは達成できた。

どっちが自閉当事者側か、分かりにくくなった感がするが、
要は、応対する側に、確実に伝わる手段で連絡するよう、かける側もできるだけ気をつかうべきであると感じる。