親が子のためにやっていたこと(1.欠点となったことについて)
・共同住宅に住んで
生まれて以来、住んでいる家は、産後一時的に母の実家に滞在したことを除き、共同住宅ばかりである。
最初と15歳まで住んだ2番目の部屋は、上層階にあった。最初と2番目に移った数年後までは、小さい子供の頃だった。
今は、一般に小さいこどものいる世帯が共同住宅の部屋を借りるか、買うとき、2,3階あたりの下層階をすすめられるなどして、選ぶことが多いという。ある研究結果でも、その後のこどもの協調性がよく発達するという報告が出ている。
ところが、生まれた時に泣き声を出さず、しばらくの間何事にも反応を示さなかったらしいワタシの場合、両親が、「みんなと違う」として、わざと、身を隠すように、上層階を選んだ、と、
最近になり、本人らから聞いた話で明らかになった。
さらに、両親はワタシの暴力グセを、ワタシがものごごろつく前から指摘していたようで、むやみに他の子供と付き合い、社交性をつけると、殴ることが常習化するからと、できるだけ人間と顔を会わせない方法として、ワタシをいつでも部屋に閉じ込めることができる、これを実行したというのだ。ただ、暴力グセについては、あとから良く見たテレビアニメの影響の方が大きいとワタシは考える。
これでは、自閉症のこどもが他の人と最も交友関係を保ち続ける手段である、「構造化された少数のグループ」の一員として活動するチャンスを遅らせることとなる。
外出は、母親と一緒に、午前中ほぼ毎日おこなっていた気がするが、早い時期から運動不足の典型症例を呈していたようで、それが現在でも足を引きずっている。このことも、前に挙げた研究結果では、ずばり、「運動不足」になる、と出ていたので、
かなりショックを受けた。報告では、頭が大きくなる、というスタイルにかかわる問題も、取りざたされていた。実際、特に背の伸び具合が鈍りはじめたとき、頭が大きいと言われ続けた。
瞬間、ワタシになんと言うひどい仕打ちを与えたの、という気になり、両親をますます恨んだ。
正直、間違いだらけの子育てを、見せ付けられた。
一戸建て住居に比べ集合住宅で、木造に比べコンクリート造の建物で、すき間が少なく気密性が高い。つまり、外と室内との温度差が大きく、夏や冬は、温度調整に悩まされる。冬、外に出るとリンゴのほっぺになり、夏、外から帰ってくると大量の汗が顔を覆う。すき間のない部屋は、ワタシをなお温度変化に過敏な肌に落とし入れる。
ワタシが2番目に住んだ部屋では、玄関付近のカビと窓の結露がしばしばあった。玄関のカベのウラに洗濯機を置いていた。それに、母親が鳥を飼っている期間が長く(特にセキセイインコは買い足し、繁殖でどんどん増え、多いときで13羽に膨れ上がった。)、ついに、室内は、ワタシの成長にマイナスの作用をおよぼす菌や化学物質があふれた状態になったようである。くしくも、ワタシが思春期に入ったときであった。頭のフケは、病院で治療まで受けるが、髪の毛以外の体毛が急激に増えるとかえって薄毛が気になり始めた。10年以上、自分で原因をさぐったが、このことを導き出したのは今年の夏ごろである。
母親は一戸建てに住みたかったが父親は頑として従わず、ワタシが15歳で離婚。ほか、価値観の違いもあるが、共通点は「自己チュー」である。以後、父親と住む。それはともかく。
この点で、両親はワタシにとって、今思うと、過去のおこないにおいて、反面教師の存在である。
こんなことを繰り返してはイケナイ!!