優越感について
自閉症の人は、脳の障碍のため、ほかの人のペースに乗れないという。
IQにも、健常な人には及ばない、とても苦手な分野がある。
そのため、たとえ学校で、5段階評価で5が並んでいたほどの、
いい成績を保っていたとしても、仕事など社会参加になると、
今までやってきたことは何だったの~?、という思いに
かられる。
早い時期から、生きていくための仕事を知ることは大事である。
ただ、学校の成績がいいから○○○に・・・、
ではなく、もう少し、広い視野で、身の回りの仕事をとらえるべく、つとめる必要があろう。
最終的に到達する地点は、ほかの人と共通であっても、
到達のために、やっていくのに適したことが、異なると考える。
このことが、本人の優越感を得るおおもとの考えであるといえようか。
それは、社会の一員として生活している場合にも、はたまた世間とは距離をおいて生活している場合にも、いえる。
ワタシの場合、何かにこだわりが強いというよりは、むしろ無関心で、飽きっぽく、しかも、これだ、と自信をもっていえるほどの才能に乏しかった。
それで、学生時代にクラスで一番個性的といわれたこともあり、
ほかの人がしないことや、また、女子ばかりの空間が苦手であると分かったので、女子のいない仕事場なら自分は役に立つ存在になれると、信じるようになった。
一人だけ追い出されるような劣等感の裏返しではあるが、
組織のなかで、ひとりになれる優越感が得られる状態が、
実のところ、ワタシにとって心地よい。