なぜアスペルガー症候群の発見は遅いのか?
『発達障害』が法的に扱われるようになり2年ほどがたつ。
最近、10歳までに障害が発見される事例が多い。実は後で軽い精神病だったにすぎないという誤診もあるが・・・。アスペルガー症候群の診断を受けた人に関していえば、成人で、就職してからの発見も少なくないようである。
理由は、平たくいえば、知能指数が高く、言葉を(よく)しゃべるからである。ただ、自閉症には変わりないので、人間関係の面で問題を起こしやすい、扱いが難しい存在である。
特に、向いている作業とされ、なおかつ専門職や技術職についた場合、会社の人などから即戦力と見なされ、時には重宝がられる存在になりえる。この時点では、障害があることはわからない。
業務に影響するほどのミスを起こし、精神上の行動の変化があり、はじめて発達障碍を疑うことになる。ミスとは、主として相手から受け取った話の理解や人間関係に起因するものである。
その他、自分を取り巻く環境の変化でも行動の変化は起こりやすい。
発達障碍、なかでもアスペルガー症候群の人に対しては、一般に、それだけでは手帳は交付されないし、障害者サービスを受けることはできない。成人に入ってから気づいた場合などは、二次障碍である精神病の診断書をもって障害者サービスが利用できるようになるといった有様である。しかし、『精神障害者』となると、まだ周囲の人からのパッシングを気にしながら暮らしていかなければならない面がある。
アスペルガー症候群の人に対して、教え方次第で社会の役に立つ存在となることが可能である。教え方とは、狭い範囲の職業に関する技能だけでなく、人間関係をどうにか円滑にやっていけるマナーや方法を教えることまで含まれる。どういった方法で、できるようになるか、ということを具体的に示すことで、本当にできるようになることだってある。
かくいうワタシも、ここ数年組織の中の人間関係とは距離を置いているため、将来のことを考えると、おびえてしまう。でも、名前が変わるので、結婚したいし・・・